日本テレビ「NEWS ZERO」

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イチメン 2011年6月20日 節電熱中症

節電が呼びかけられる中、
 気温が高くなるにつれて
 熱中症のリスクが高まってきています。

まずは、こちらをご覧ください。

こちらは、
 節電対策に取り組んでいる
   都内のオフィスの様子です。

室内の照明は消され、
 暑さ対策のために
 扇風機が回っています。

さらに、
 家庭でも節電の動きが進んでいます。

 


大手時計メーカーが行った
 節電についてのアンケートでは、
 8割近くの家庭がエアコンの使い方で
                節電すると回答。

これまで、
 平均で6時間ほどだった
 エアコンの使用時間を、
 今年は半分以下の
 2時間48分に抑えると答えています。


ただ、6月後半に入り、
 気温が上がり始めています。

都内では
 きょう(2011年6月20日)、
気温が27点9度まで上昇。

福島県、岩手県など
 東日本を中心に
 30度を上回った場所もあり、
 熱中症への注意が
   必要な時期になってきています。

 

総務省消防庁によると
 これまでに
 熱中症で救急搬送された人数は、
 全国ですでに469人にのぼっています。 
(5/30~6/12)

温度と湿度が高くなると
 熱中症の危険性が上がります。

例えば
 気温が25度でも、
 湿度が75%以上になると、
 昼夜を問わず熱中症への警戒が
           必要だといいます。


外出先での熱中症を避けるため、
 埼玉県ではこんな取り組みも
           始まっています。


****VTR*****

埼玉県を中心に
 全国で880店舗を展開する
 このドラッグストアでは、

 週末1枚のポスターが張られました。

「まちのクールオアシス」
「お気軽にお立ち寄り下さい」
        と書かれています。

熱中症予防のため
 買い物客以外にも
 お店を「暑さよけ」の場所
 として使ってもらおうと、
 埼玉県の呼びかけで
    今年から始まった取り組みです。

 

●富士薬品総務部 江尻茂一次長
「節電対策を行っていて
 店内は28度。
 決して涼しくはないが
 直射日光をさけるという面では
 お役に立てるのではないかと思います」

*************

埼玉県では、
 コンビニエンスストアや
 銀行などにも
 協力を呼びかけています。

では、家庭では
 どんな対策があるのでしょうか?

熱中症を防ぎながら、
 節電をするには、
 エアコンの使い方がポイントだといいます。


この夏
 東京電力や東北電力管内を中心に、
15%の節電が
 呼びかけられています。

一般の家庭で、
 無理のない範囲で
 エアコンを消し、
 扇風機を使うと、
 50%の節電になるといいます。

また、すだれなどを置いて
窓からの日差しを
  和らげた状態で
   エアコンを使うと10%削減に。

さらに
 26度にしていた設定温度を
 2度上げて
 28度にするだけで、
 10%の電力を削減できるといいます。

この2つを
 組み合わせるだけでも、
 目標をクリアできる計算です。

ただ、エアコンの電源を
 頻繁にオンオフしたり、
 除湿モードにすると
 逆に消費電力が増えることがあるので、
               注意が必要です。


節電を心がけながらも、
 熱中症にならないよう
      注意が必要です。