日本テレビ「NEWS ZERO」

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イチメン 2011年5月2日 わたしに、できること。 GWのボランティア編

今週の「わたしたちに、できること」
ゴールデンウィークを利用して被災地へ
ボランティアに訪れる人が殺到しています。
まずはこちらをご覧下さい。

宮城県・石巻市の災害ボランティアセンターでは希望者の数が急増したことで、
今月8日までの募集をうち切りました。

 

宮城県では、このほかにも県外からのボランティアを受け入れていた
南三陸町や亘理町などが募集を一時的にとめています。
(5月2日現在)*最新の情報は必ずHPでご確認ください

これらの状況から課題が見えてきました。


ボランティア希望者は被災地に入ると災害ボランティアセンターで登録して、
作業を行います。

しかし多くの人が一度に殺到すると、
人手は必要でもセンターが対応しきれなくなります。

特定の場所に人が集中することで、道路渋滞の原因にもなります
 
また、すぐに人手が必要な別のボランティアセンターには
人が集まらないというかたよりがでてくることも懸念されます。


これらを防ぐ対策のひとつとして、

ボランティアインフォメーションセンターという新しい施設が先月20日に設置されました。

ここでは、ボランティアの受け入れ状況や交通情報などを提供しており、
どの地域にどれくらいの支援が必要なのかを事前に知ることができます。

つまり被災地に入る前にボランティアの希望者を
ふりわける役目をはたすのです。
 
この施設を取材しました。


被災地へ向かう東北自動車道。

宮城・仙台市の泉パーキングエリアの近くに
ボランティアインフォメーションセンターがあります。

 

連休初日の早朝からボランティア希望者が多く訪れ、
スタッフがその対応におわれていました。

「いつからいつまで活動する予定なんですか?」


栃木県から来た鈴木さんのグループ。

「社会人でなかなかまとまった休みもとれないので連休にターゲット合わせて」

彼らは同僚4人で宮城県でのボランティアを希望していました。


しかし、受け付けで被災地の情報を聞くと...

このセンターに寄ったことで、募集のうち切りを知り、
人手が足りないところへ向かうことができました。

 

翌日、センターの案内で4人が向かったのは岩手県・陸前高田市。


水産加工会社が津波の被害にあい、辺りにさんまなどの魚が散乱。

臭いがひどく住民が困っているため、除去する作業が求められていました。

 

作業は夕方まで続きました。

 

「いざ被災地に入ってみると本当にここが現実なのか
日本なのかって思うようなところで、あぜんとした」

Qボランティアインフォメーションセンターがあることについてどう思いますか?

「全くどこに行っていいかわからなかったりするので便利だと思います」


ボランティアの支援は確実に被災地の力となります。

宮城県・石巻市災害ボランティアセンターの大槻事務局長は、

と話しています。

 

ニーズにあった支援をするために、ボランティア希望者は
事前に受け入れ状況などを確認してください。
全国社会福祉協議会のホームページなどでも見ることができます。
以上イチメンでした。