NHK BSプレミアム「若冲ミラクルワールド」

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第3回 千年先を見つめた絵師~ボーダレスJAKUCHU~

わずか一センチ数ミリ四方の升目一つ一つに色を塗り、8万6千個も並べた前代未聞の升目絵「鳥獣花木図屏風」。描かれているのは、当時、日本には生息していなかった象やラクダ、豹...。絵に当たる光の角度が変わると、なんと鳥の色が変わって行く...。シリーズ第3弾は、升目絵の秘密を解き明かしながら、若冲の作品にあふれる"国際性"を読み解いて行く。なぜ升目で描いたのか?そこには若冲のどんな思惑があったのか?アメリカのコレクターが所蔵する升目絵を詳細に分析し、コンピューターグラフィックスを駆使して升目の効果を検証。カメラは、升目のヒントとなったのではないかとされる絵を求めて韓国へ。さらに、「動植綵絵」から発見されたプロシア産の青い顔料の秘密に迫るため、ドイツへと飛ぶ。

※参考資料:『伊藤若冲 鳥獣花木図屏風』(小学館)前代未聞の技法の詳細な画像を紹介。