NHK BSプレミアム「若冲ミラクルワールド」

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第2回 命のクリエイター~超細密画の謎~

シリーズ第2弾は「動植綵絵」の世界にさらに深く分け入って行く。13羽のニワトリが超細密に描かれた「群鶏図」。見る人に、視線の動きをとらえる最新のアイカメラを装着してもらうと、めまぐるしく視線が移動し、まるでニワトリが動いているかのような感覚が...。若冲はどのようにして、動植物の姿に命を吹き込んだのか。若冲は、庭に十数羽のニワトリを放ち、何年にもわたって観察を続けたという。その目線は、やがて深い海に住む魚や貝にまで広がり、独自の"生命の楽園"が生み出されていった。
10年もの歳月をかけ、生きとし生けるものの姿を描き切った「動植綵絵」。そんな大作を、若冲は京都の相国寺に寄進。仏を飾る荘厳具として永久に伝えられることを望んだ。かつて寺を飾った「動植綵絵」本来の姿をコンピューターグラフィックスで再現。若冲が込めたメッセージを浮かび上がらせる。