日本テレビ「NEWS ZERO」

http://www.ntv.co.jp/zero/

イチメン 2011年3月21日 わたしに、できること。

未曽有の大地震発生から10日。
被災地の方々に向け
私たち1人1人にできることを考えます。

まずは、こちらをご覧ください。

これは、都内の商店街に張り出された
日用品などの買い占めを控えるよう
呼びかけるポスターです。

ポスターは「トイレットペーパー12ロールは、
トイレ1000人分」などと例を挙げて訴えています。

都内の若手デザイナーが中心となって作製し、
「ツイッター」などで急速に広まっています。

買い占めを控えることや節電などは、
私たちがすぐにでもできる間接的な取り組みです。

一方で、私たちが直接できる取り組みもあります。

直接的な取り組みは、大きくわけて3つ。

・ボランティア
・救援物資
・義援金 に分けられます。

まず、「ボランティア」についてですが、
先週の時点では「時期尚早」とお伝えしましたが、
今週になって状況が変わってきています。

被災地では、災害ボランティアの
受け入れ窓口となる「ボランティアセンター」の
設置が少しずつ進んでいます。

主体となっているのは、
ボランティア活動を支援する
各市町村の「社会福祉協議会」。

3月20日までに、
被災した宮城や岩手などの6県、67の市町村で、
ボランティアセンターが設置され、活動が始まっています。

その仕組みを説明します。

まず、ボランティアへの
参加を希望する人たちは
被災地のボランティアセンターに出向いて登録します。

その後、被災者から
ボランティアセンターに寄せられる依頼をうけ、
家の片づけや、避難所での手伝いをするのです。

ただ、一般の人が
ボランティアとして参加するには
まだ、難しいのが現状です。

それは、
被災地で自力で生活できるかどうかということです。

現地ではまだ
食料や交通手段、宿泊場所などの
確保が難しいため、
参加できるのはそれらすべてを
自分で確保できる人に限られているのです。

ボランティアの
最新の受け入れ状況については、
「全国社会福祉協議会」の
ホームページなどで確認することができます。

 【全国社会福祉協議会】
 http://www.shakyo.or.jp/saigai/touhokuzisin.html
 http://blog.goo.ne.jp/vc00000/

次に、「救援物資」についてです。

個人レベルで
直接、救援物資を送ると
被災地では仕分けができないため、
負担をかけてしまいます。

そこで、皆さんが住む各都道府県が
個人からの支援物資を集約し、
送る仕組みを作っています。

詳しい受け付け方法については、
各都道府県の窓口や
ホームページなどで事前に確認してください。

 【東京都の受付例】 http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/joho/soshiki/shidou/shidou/oshirase/kyuuenbusshi/index.html/

さらに、被災者への支援は
物資だけではありません。

経済的な支援=義援金は
被災地の復興にとって大きな力となります。

各NGO団体や日本赤十字社などでは
引き続き義援金を受け付けています。

 【日本赤十字社】
 http://www.jrc.or.jp/contribution/l3/Vcms3_00002069.html
 【日本テレビ】
 http://www.ntv.co.jp/24h/

ZEROでは、
今後も「わたしたちに、できること。」を伝えていきます。