きょうのイチメンは、特別版。
大人の仲間入りをした皆さんに実際に話を聞きました。
「バブル経済の崩壊後」に生まれた今年の新成人は、
全体的にとても堅実な印象を持ちました。
まず、最初に新成人に未来の自分の姿をききました。
質問は
色々な夢を語る人がいる一方で、
就職氷河期の今、これからの就職活動を心配する声も多く聞かれました。
就職についての不安は特に大学生から多く聞かれました。
実際にインターネット調査会社が新成人に行ったアンケートでは、
じつに82%もの人が「就職に不安を感じている」と答えています。(マクロミル調べ)
また、別の調査では
「自分の求める仕事が見つかるまであきらめない」と答えた人の割合は、
2005年には51.9%でしたが、ここ数年で急激に減少し
今年は16.%に落ち込んでいます。(オーネット調べ)
さらに、会社に入った後、
「年功序列よりも能力主義に徹した方がよい」と答えた人の割合も、
2005年の65.2%から、22.5%に落ち込んでいます。(オーネット調べ)
就職難の中、仕事に対するこだわりが薄れ、
就職後も競争のない安定した職場を求める傾向が強まっているようです。
そして、次の質問はこちら。
大人の仲間入りをした皆さんにあこがれる人物像を聞いてみました。
取材してみると、両親など身近な人にあこがれる人が多くいました。
インターネット調査でも「理想の大人は誰か」と聞いたところ、
母親、父親、教師や教授などと身近にいる人物が続きます。
こうしてみると、政治や経済の分野で活躍するような人を挙げる新成人は少なく、
現実的な考え方をする人が多いようです。
では、こうした若者たちはニッポンをどう思っているのか、
最後の質問はこちらです。
不況など不安を感じる一方で、若者が考えるニッポンの"活路"をききました。
インタビューに答えてくれた皆さん、ありがとうございました。
そして、成人おめでとうございます。