日本テレビ「NEWS ZERO」

http://www.ntv.co.jp/zero/

イチメン 2010年7月5日 参院選"若者よ選挙へ行こう!"


 
 7月日、東京・秋葉原で
 大学生のグループが
 若者に投票を呼びかけるパレードを行いました。

 若者の投票率の低さが、
 依然、深刻な問題となっているのです。

 こちらは2007年に行われた
 参議院選挙の年齢別投票率です。

 60代が70%を
 超えているのに対し、
 20代は36%と最も低くなっています。

 はたして、このままでいいのでしょうか。
 私たち若い世代こそ、投票に行き、
 国を動かしていかなければならない
 理由があります。その理由がこちら。

 まずひとつは、国の借金。
 公債残高の累計は今年度末、
 637兆円にのぼる見込みです。
 
 今後もどんどん膨れあがる
 かもしれない、この借金。
 将来支払わなければ
 ならないのは、私たち若い世代です。
 借金返済の負担がかかるのです。

 さらに、もうひとつ
 深刻な問題があります。
 それは少子高齢化です。

 

 高齢者を支える社会保障。
 この財源となっているのは、
 私たちの税金などです。

 去年10月現在の
 日本の人口を見ると、
 20歳から6歳の
 「働く世代」と65歳以上の高齢者の比率は、2.6対1

 これはつまり、
 高齢者1人をおよそ2.6人で
 支えているということになります。
 
 総務省・統計局の
 推計によると、さらに高齢化が進み、
 2025年には高齢者1人に対し
 およそ1.8人で
 支えるということになります。
 これも私たち若い世代への負担となります。

 だからこそ、これらの問題を
 どう解決していくのか
 私たち自身が考え、
 そして選挙で投票する必要があるのです。

 そこで今回、若者に投票を呼びかけている
 おふたりに、
 若者へのメッセージをいただきました。

 大学生を中心に
 結成された「アイヴォート」。
 選挙が近づくたびに
 若者にビラを配るなど、
 投票を呼びかけています。

・代表の原田謙介さん、2歳。
 今回の参議院選挙は、
 より若者から
 遠くなっているといいます。

*学生団体ivote
 原田謙介(2)
「今回の参院選の争点は
 何か難しい。
 新しい日本になっている途中。
 このときに
 若い人が声をあげないのは
 もったいないので、
 ぜひ、声をあげてもらいたい。
 その意味で、
 7月11日の選挙にはぜひ
 投票に行ってもらいたい。」

 そして、早稲田大学教授の森川友義さん。
 去年、若者に投票を呼びかける本を出版しました。

*早稲田大学 
 森川友義教授(5)
「20歳代は(60歳代の)
 およそ半分の投票率でした。
 これでは国の政策に
 若者の声をといっても
 無理なのはおわかりでしょう。
 若者への政策の実施を
 実現するためにも
 7月11日は投票にいきましょう」