日本テレビ「NEWS ZERO」

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イチメン 2009年9月28日 IOC総会

いよいよ
2016年のオリンピック開催地が決まります。       

立候補している都市は、
・東京
・アメリカのシカゴ
・ブラジルのリオデジャネイロ
・スペインのマドリード

この4都市です。
リオデジャネイロが
南米初のオリンピックという
歴史的価値もあり、 
一歩リードしているとも言われています。
しかし、前評判の高い都市が
必ずしも勝つとは限りません。

開催地は、およそ100人の
IOC委員による投票で決まり、
決定には、票の過半数を獲得しなければなりません。

1回目で決まらない場合は、
得票数の最も少ない都市が脱落し、  
残った都市で再び投票します。
これを、どこかが過半数を獲得するまで繰り返すのです。
この方法では、落ちた都市の票を
いかに取り込むかがポイントになります。

2014年、冬のオリンピックが
ロシアのソチに決まった時を見てみましょう。
この時は、ソチ以外に、韓国のピョンチャンと
オーストリアのザルツブルクが立候補していて、
中でもピョンチャンが有力とみられていました。
1回目では、ピョンチャンがリードしたモノの
過半数には届かず、最下位のザルツブルクが落選。
続いて行われた決選投票で、
ザルツブルクの票を多く取り込んだソチが
逆転勝利を収めたのです。
この投票で、
最後に大きな影響を与えるのが、IOCの総会で、
投票の直前に行われる最後のプレゼンテーションです。

ソチに決まった時は、当時の大統領だった、
プーチン大統領が、異例の英語でスピーチ。
これが、ソチの逆転勝利に繋がったと言われています。

今回、各都市は、そうそうたるメンバーを揃えました。
・シカゴは、日本時間の28日、  
 オバマ大統領の参加が明らかになりました。

・リオデジャネイロは
 ルラ大統領とサッカーの王様ペレさん。

・また、マドリードはカルロス国王が参加します。

・東京には、目玉のプレゼンターがいませんでした。
 こうした中、鳩山首相も28日出席することを
 正式に決めたのです。

鳩山首相は、
環境に優しい東京の開催計画を
後押しすることで、
地球温暖化に積極的に取り組む姿勢を
アピールできると考えたようです。 
10月2日(金)、各都市が、
どんなプレゼンテーションを行い、
どの都市が選ばれるのか注目です。
以上、イチメン!でした。