日本テレビ「NEWS ZERO」

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4月13日イチメン 東京五輪招致活動

こちらは、今夜(4/13)の東京タワーです。
オリンピックカラーの5色に飾られ、視察団を歓迎しています。

今回、視察に訪れるのは、
モロッコのナワルさんを委員長とする
IOCの『評価委員会』のメンバー⑬人です。
評価委員会は、『会場での輸送』や『環境問題』さらには『財政面』など
各分野の専門家13人で構成されています。

この13人は、オリンピック開催地に
名乗りを上げている、

・アメリカのシカゴ
・東京
・ブラジルのリオデジャネイロ
・スペインのマドリードの4都市を

順番に視察しているところで、視察の結果を
『評価報告書』としてまとめることになっています。

この評価報告書は、およそ100人の
IOC委員
に送られ、10月に行われる
決戦投票の重要な資料となります。

投票権を持つ100人のIOCの委員は、
接待や買収を避けるため、
例え個人的な旅行でも立候補している都市を
訪れることはできません。
だからこそ、今回の視察は、
大事なアピールの場となるのです。

先週のシカゴ視察の様子をご覧下さい。

サッカーの決勝が行われる会場を
訪れた評価委員の13人。

現在はシカゴに暮らす体操のナディア・コマネチ選手が
出迎えるなど歓迎ムードです。

そして、会場には招致活動の広告塔ともいえる
シカゴ出身のオバマ大統領から 
こんなメッセージが流されました。

「もしシカゴでの開催が決まれば 
 シカゴやアメリカだけでなく」
 

「世界中の人々の魂を
 揺さぶる大会になるでしょう」

オバマ大統領を全面に打ち出し
招致を進めるシカゴに対し、

東京の最大のアピールポイントとも言えるのが、
『コンパクトオリンピック』です。8㌔圏内に
95%の会場を集め、
施設の7割をすでにある建物で賄うという
『コンパクト』『低コスト』
オリンピックが特徴なんです。

その東京の視察スケジュールですが...。

・木曜日の初日には、東京の招致委員会による
 プレゼンテーション。『大会のコンセプト』や
 『環境対策』などを説明します。

・2日目の金曜日には
 競技場などをバスでまわる視察ツアーが行われます。

・そして、3日目4日目も
 引き続きプレゼンテーションが
 予定されています。

このように4日のうち
実際に、現場を見に行くのは1日だけ。
たった1日の視察ツアー
いかにスムーズに見てもらうかが、 
アピールの一つのカギとなりそうです。

東京の招致委員会は、
視察ツアーで廻る沿道に
5万本の旗を立てるなど、
今回の視察を受け入れるために
なんと3億円以上の費用をかけ
万全の準備を進めているそうです。

以上、イチメン!でした。