日本テレビ「NEWS ZERO」

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7月23日イチメン What's参院選②今知りたい選挙のキホン

『イチメン!What's参院選?』
いよいよ、参議院選挙まで1週間を切りました。
   
選挙といえば投票箱。
よく見るのは金属製のモノですが...
最近では、環境のことを考えて
再生紙を使った投票箱も増えているんだそうです。

では、突然ですが...
『選挙の日、投票所に「一番乗り」すると
ちょっとした特典があるんですが何だか分かりますか?』

実は「投票箱を開けて中をのぞくことができる」のです!

中に何も入っていないのを確かめるため、
一番始めに投票する人がお願いされるそうです。

投票日に早起きをすれば
「投票箱の中身を見ること」ができるかもしれませんよ!

さて、今回の参院選。
投票所では2枚の投票用紙に記入します。
「選挙区」の紙には【候補者】の名前。
「比例代表」の紙には【候補者】もしくは【政党】の
名前を書くことができます。

比例代表で候補者の名前を書いてもいい、
というのは参院選だけの特徴なんですが
これにはちゃんと意味があります。

衆議院の場合。
比例代表は「拘束名簿式」という方法で
候補者の順位はあらかじめ「政党が決めて」います。
この名簿順位に従って上から順に当選していくのです。

一方、参院選の比例代表は「非拘束名簿式」といって
最初は候補者の順位が決まっていません。

じゃあ、どうやって順位を決めるかというと、
開票の結果「得票が多い順」に候補者が並べ替えられます。
そして、この名簿順位の上から当選が決まっていくんです。

つまり、これは私たちの
「投票によって順位が決まる」という仕組み。
選挙前に順位を拘束していないから
「非」拘束名簿なんですね!

ただ、一方でこんなことも考えられます。

非拘束式の場合。
例えば、ZERO党のラルフ候補が
400万票取ったとすると、
これは当然ZERO党の得票にもなります。

すると、もし100万票で1人受かるとすれば
他の候補の得票が少なくても、
たとえ0票だったとしても、ラルフ候補のおかげで
計算上、4人が当選することになってしまいます。

そのため、各党が政策ではなく
知名度で候補を選んでいる、という批判もあるんです。


他にも、選挙には意外と知らないことがあります。
例えば、選挙のルールを定めた「公職選挙法」では
「選挙で使えるお金の上限」が決められています。

これがものすごく細かくて、例えば
【運動員の宿泊費】=1夜1万2000円
【弁当代】=1食1000円
そしてなんと!

【おやつ代】=1日500円
という決まりまであります!

これは、選挙に使えるお金を公平にするためのものですが、
おやつ代まで決まっているなんて...遠足みたいですね。


さて、参院選挙の夜にお送りする
『ZERO×選挙』第2部~NEXT GENERATION~には
僕、櫻井翔もプレゼンターとして参加します。

あしたのニッポンのため、僕らの世代に何ができるのか?
徹底討論します!

以上、イチメン!What's参院選?でした。