日本テレビ「NEWS ZERO」

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12月11日イチメン 知事に聞いた"官製談合"って?

今月8日に宮崎県の前知事が競売入札妨害(談合)という容疑で逮捕されました。
またも、「官製談合」に絡んだ疑いで知事室から主が消えてしまうという緊急事態。

そこで、今回「イチメン!」では相次ぐ「官製談合」に関して
全国の都道府県知事に独自の緊急アンケートを行いました。

合計42人と、ほとんどの知事から回答をいただいています。
(現在、知事不在の県が2県あるので今回は45の都道府県にアンケートを送りました)
さっそく、中身を見てみましょう。

まずは「今回の事件を受けての感想」です。

愛媛県の加戸知事を始めとして
「地方分権の動きに水を差す」
との声が多く聞かれました。
また、埼玉県の上田知事は「談合は事実上の税金の詐取」
つまり「税金をだまし取っている」と厳しいお答えです。

次に「なぜ官製談合が生まれてしまうのか」です。
知事のみなさんに複数回答で原因を伺いました。

答えは
「不祥事を起こした知事本人の資質」で、30人。
「業者側の体質」が16人
「入札制度の不備」は14人
いました

選挙での付き合いという声が多かったのも気になります。
「選挙対策」が原因と答えた知事は8人いました。

新潟県の泉田知事は「選挙で支援を受けた業者などとの
個別の付き合いが癒着などの不正を生みやすい」とのお答え。
秋田県の寺田知事は「組織と業界に頼った選挙が原因」と
選挙と談合の関わりを教えてくれました。

そして、「知事の多選」に問題があると思っているのも8人

大分県知事はこれについて
「多選による長期政権は良きも悪しくも関係が生じやすく、
業者との付き合い方には常に襟を正す必要がある」と答えています。


では、アンケートで42人中14人の知事が不備があると答えた
「入札制度」にはいったいどんな問題があるんでしょうか?
調べてみました。

日本でこれまで広く行われてきたのが「指名競争入札」です。
これは役所から指名された業者しか入札に参加できない制度です。

もともとは悪質な業者が公共事業に参加するのを防ぐために
考えられたものらしいんですが...
参加できる業者が限られていれば、こっそり話し合うのも楽ですよね。

そうやって、入札する前に業者側が集まって
自分たちのいいように落札者や落札金額を決めてしまうのが「談合」なんです

さらに悪質なのは、知事が部下の役人に指示を出すなどして
あらかじめ落札者を決めてしまう談合です。
官、つまり役人が関わった談合として、これを「官製談合」と呼んでいます。

このように、「指名競争入札」の問題点は
「談合をしやすい」システムだということです。
では、これをどう変えたらいいんでしょうか?

高知県の橋本知事がアンケートに
「一般競争入札は談合防止に大いに有効」と
答えてくれました。

「一般競争入札」は基本的に誰でも入札に参加できます。
すると当然、入札に参加する業者の数が増えますから
事前に話し合って落札者や落札金額を決めるのは難しくなります。
つまり「談合がしづらい」システムだというわけです。

その他の談合を防ぐ方法について村尾さんに聞いたところ、
「公益通報者保護法(内部告発者保護)」や「情報公開法」を活用することで
公共事業の入札の透明度をさらに高めるべきだ、と教えてくれました。


今回のアンケートでは回答をくれたうちの8割、
34人もの知事から「知事の改革で談合は止められる」と力強いお答えをいただきました。

さらなる改革を期待したいと思います。
知事のみなさん、ご協力ありがとうございました。

 

 


嵐メンバー、いじめについて語る!

ZEROのホームページに寄せられる、いじめに関するコメント。
その中には、嵐の歌によって勇気をもらったというモノが数多くある。

学校が怖いと言って急に登校しなくなった娘さんが、大好きな「嵐」の「感謝カンゲキ雨嵐」の『誰かが誰かを支えて生きているんだ』という歌詩に勇気づけられ学校に行けるようになったというメールも。
今回は、ZEROキャスター櫻井翔が、嵐のメンバーにいじめに関するメッセージをもらうことに。
嵐の歌によって、"いじめから立ち直った""自殺を思いとどまった"など自分たちの歌によって、いじめられた人たちの気持ちを変えていた。
この事実を知った嵐のメンバー達は...