22日に開票された補欠選挙の選挙運動中に、安倍総理をとらえた1枚です。
手元に抱えているのは？...モルモットみたいですね。
応援のため人が集まる動物公園に行ったようですが
普段はあまり見られない安倍さんのパフォーマンスですよね。
選挙の結果は、大阪・神奈川とも自民党が勝利。
これで安倍政権はひとまず国民から信任された...と
自民党は一安心しているそうです。
でも...480ある衆議院の議席のうちたった2つの議席をとっただけで、
どうして安倍政権は信任されたということになるんでしょう？
そこで、今日の疑問はこちら！
【補欠選挙がなぜそんなに大事なのか？】です
議員の方が亡くなったりして議席が空くと行われる
この補欠選挙なんですが、調べてみるといい言葉がありました。
補欠選挙は「ミニ国民投票」だというんです。
実は補欠選挙が国を動かしたこともあります。
今から20年前に当時の中曽根内閣が
今の消費税に当たる「売上税」を作りたいと発表しました。
ところが、その翌年に岩手で行われた補欠選挙では自民党が大敗。
「岩手ショック」と言われ、中曽根総理は売上税を
あきらめざるを得なくなったんです。
与党にとって補欠選挙は
今の政権が支持されているかどうかを表す「通信簿」
みたいなものです。
だから今回、自民党は一安心しているというわけなんですね。
一方野党にとっての補欠選挙はというと...。
かつて土井たか子さんの社会党が「マドンナ旋風」と呼ばれたブームに乗って
参議院選挙で議席を倍増させました。
実はこれも、前の月に行われた補欠選挙での勝利が、きっかけだったんです。
つまり、野党にとっては政治の流れを変える数少ないチャンスと言えます。
今回も、民主党の小沢さんは何度も選挙区に入り必死のお願いを続けていました。
さらに調べていると意外なことに気付きました。
現在、補欠選挙は「年に2回」と決められてるってご存じでしたか？
例えば、8年前の1998年は
なんと年に8回も補欠選挙が行われました。
これでは、政党は選挙の準備で一杯一杯、国民の関心も分散してしまう...
ということで6年前に法律の改正で春と秋にまとめられました。
4月と10月の年2回、これが「統一補欠選挙」です。
ただ、国民の関心を高めるはずだったこの「統一補選」なんですが
今回の投票率を見ると、決して高くないんですよね。
僕も選挙の時は投票に行っていますが
補欠選挙は総選挙と同じ、大事な選挙ですから
必ず、投票には行きたいですね。
今日はなぜ補欠選挙が大事なのかを取り上げました。
以上イチメンでした。