日本テレビ「NEWS ZERO」

http://www.ntv.co.jp/zero/

10月16日イチメン 教育再生会議って?

一枚の写真からニュースの疑問をひもとく
「イチメン」のコーナー。

いじめの問題が大きく報じられていますが
学校や先生の問題についても話し合う重要な会議が
今週始まるのをご紹介します。

きょうの写真は教育問題に特に力を入れている
安倍総理の希望で作られた「教育再生会議」のメンバー20人です。

座長には5年前にノーベル賞を受賞した野依良治さん。
オリンピックメダリストの小谷実可子さんや
ヤンキー先生として有名な義家さんまで多彩な顔ぶれです。

どんなことを話し合うのかかといいますと。
・教員免許の更新
・保護者が自由に学校を選ぶための「教育利用券」
・大学の9月入学
などなど色々ありますが、
中でも、特に力を入れているもののひとつが
こちら、一番上にある「教員免許の更新」だそうです。

先生の免許というのは今は有効期限がないんですが、
これを、何年かに一度、その人が本当に先生にふさわしいかどうか判断をして
免許を更新するシステムに変えたらどうか、ということを検討しようというわけです。

会議ではどのような事が話し合われるのでしょうか?
委員の一人である"ヤンキー先生"こと、義家弘介さんにお話を伺うと...

教育再生会議 義家弘介委員
「国が主体となって、"教師とはこうあるべきだ"という線を引く
その上で各自治体・教育委員会がその線をあてはめながら
その地域ごとの特性に即した改革をしていかなければならない。
 "指導力不足教員をNO"という一方で、スキルアップするための機関も
教員評価の仕組みにとって意義がある」

先生の話は今回のいじめ自殺にも及びました

教育再生会議 義家弘介委員
「一番まずいのは線がころころ変わること。
教育委員会が二転三転させている・学校も二転三転させている。
その中でどれだけ多くの子供達が怯えているかを自覚しなければいけない。
"いじめが起こらない教育・いじめは犯罪である"という
倫理観、徳の教育を並行して説いていく必要がある。
本気でそこに切り込んでいくという覚悟
一転二転するのではなく、真摯に、真正面に受け止めながら
だからこれからもこうしていくというものを少なくとも子供達にみせないといけない」


義家さんはこのほかにも現場は待ったなしの状態だから
解決にはスピードが必要だということもおっしゃっていました。
教育再生会議は来年3月には中間報告を出すということなので注目しましょう。