日本テレビ「NEWS ZERO」

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10月9日イチメン 核実験にはどんな意味が...?

きょうの1枚は北朝鮮の核実験を伝える新聞の号外を
食い入るように見つめている写真です。   

この写真から、こんな疑問を持ったんです。 

それは、
「核実験は何のためにするのか?」
ということ。
      

「核実験」というのは、核の研究開発の最終段階で
これが成功すれば、核は研究開発から実用化の段階に入ります。
つまり、核兵器の保有に一歩近づいたということです。

だから、今回核実験が成功していれば
「北朝鮮は核保有国として世界に主張できる」
それが北朝鮮の目的だったとも言えるんです。

これまでも各国は競って核実験を行ってきました。
では、実際に「核兵器を持っている国」が世界にどのくらいあるかというと、
核兵器を持っているのはアメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国
この5か国は40年ほど前からすでに核兵器を持っていたんですね。

さらに世界が認めたわけではありませんが
インドとパキスタンも核実験したことから「実質上」核を保有しているとされています。
つまり、これまでは7か国が核を保有していると言われてきました。

そして、核開発を行っているとの疑惑をもたれている国が
イスラエル、イラン、北朝鮮の3か国とされていたんですが、

もし、今回北朝鮮が言うように核実験に成功したとすれば、
世界で8番目の核保有国の仲間入りをしてしまうわけです。


では、世界に核兵器はどれだけあるのか。
1番多くもっているのはアメリカで、なんと1万発以上。
広島で落とされた原子爆弾のおよそ1000倍もの
威力があるものもアメリカは実験で使ったそうです。

続いてロシアの3千800発。 

全世界あわせると、1万5千発もの核兵器が存在していると言われています。


みなさんはどう思われるでしょうか?

なぜ核実験をやるのか、
それと、核兵器の現状について取り上げました。