日本テレビ「Dの嵐!」

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▼ 「病気だよ!全員集合!!」
自らの病気や障害を扱った衝撃のパフォーマンス
"こわれ者の祭典"に潜入!!

今夜のDの嵐!は、心の病気や、体に障害をもつ者たちが自らをさらして衝撃ライブを行うパフォーマンス集団「こわれものの祭典」に潜入取材!

なぜ彼らは、自ら心の病や障害をさらして衝撃ライブを行うのか?
さっそく櫻井は、ライブ集団「こわれ者の祭典」のメンバーのいる新潟へ。
この日はライブ当日。
メンバーが準備を行っているという会場を訪れることに...
櫻井ポスター発見。そこには「病気だよ!全員集合」の文字が。 彼らは、自らを「こわれ者」と呼び、病気や障害をポジティブに「自慢」することで、心や身体に傷をもつ自分を肯定しているのだという。
そのメンバーのひとり月乃さんは、10代から20代のほとんどをひきこもり生活で過ごし、精神科に3度入院した過去が。診断名は境界性人格障害。感情の起伏が著しく、自分を傷つけたり、何かに強く依存するなどの傾向が見られたという。
他に、「ノイローゼ」、「強迫行為」、「脳性マヒ」などに苦しんだメンバーがいる。

自らを「こわれ者」と称する彼らのライブがまもなくスタート!
ここにくる観客のほとんどが心に傷を負っているのだという。果たして彼らは何を感じて帰るのか?

まずは脳性マヒ自慢、木原さんのトークライブからスタート!
ここではその一部を紹介する。
「脳性マヒという障害を持って生まれてきた。イジメや差別もたくさん受けリストラで会社をクビになる。さらに引ったくりに遭う。俺の足が速ければそいつにプロレス技をかけてやりたかった。俺はこわれ者(の祭典)に出会えた。(新しい)仕事も見つかった。そしていい仲間も増えた。神様は乗り越えられる試練しか与えない。俺の理想、結婚して平穏な生活を送ること。俺は障害者のお手本になるような人間ではございません。人一倍酒好きで、人一倍女好きで、人一倍ドスケベな、恥かき大王、三十歳独身」

摂食障害・引きこもり自慢のカッコさん。
「そううつ病・過食症・拒食症・パニック障害に苦しんでいた私は、周囲の人にどう思われているんだろうってとっても気になって、怖くて外に出られずに引きこもっていたんだよ。周りの人のスピードについて行けなくたっていい。前の人を追い越せなくたっていい。ゆっくり、ゆっくり進んで行こう。心からそう思えたらね、とっても楽になれたんだ。」

そして月乃さん。
「今は真っ暗でも10年後は光輝いているかもしれない。人生めちゃめちゃでも、人生真っ暗闇でも、生きてこそ、生きてこそ、生きてこそ。死ななきゃ大丈夫。死ななきゃ大丈夫。死ななきゃ大丈夫・・・。」

彼らの心の叫びに会場は涙に包まれた。
彼らのライブをしっかりと見つめる櫻井。
櫻井は一体何を感じたのだろうか。

ライブ終了後、館内では閉館時間ぎりぎりまで心に傷をもつ客たちが、同じ病気・障害をもつ「こわれ者」メンバーと語り合った。
最初は取材に戸惑っていた様子の櫻井だったが、最後は笑顔で「こわれ者の祭典」メンバーとお別れ。

櫻井「よかったです。本当に。普段なかなか見られないものを、というか見ようとしなかったものを見られてよかったなって。すごく感じるものが多かったです。」