嵐“国立卒業式”五輪改修前ラスト公演

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嵐が21日、東京・国立競技場2日間公演をスタートさせた。年間1組しか許可されない同所公演を6年連続で開催してきたが、20年東京五輪開催決定で、来夏にも改修が開始。今後数年間は、公演開催が不可能になる。昨年に続き、今年もファンからのリクエストを中心に選曲。この日は7万人が見守る中、ファンへの感謝を込めて、華々しい“国立卒業式”を行った。

国立競技場公演の初開催は08年。6年連続でステージに立つ中、思い出を積み重ねてきた。櫻井は「08年は最初で最後だと思っていたので、写真を撮りまくってました」。相葉雅紀(30)は「ズボンのお股がパックリ割れたりしたね」。「最初は分からなかったけど、どんどん(国立への)思いが強くなってるよね」。大野智(32)の言葉には、全員が強くうなずいた。

東京五輪に向けて国立競技場は来年7月にも改修に入り、嵐の同所公演は今年でいったん終止符を打つ。櫻井がしみじみと言った。「国立競技場がテレビで映ると、ホームグラウンドが映っているようで妙に誇らしかった。お世話になったなじみ深い場所。愛着の分、最後になると思うとさみしいですね」。二宮が続いた。「卒業式だよね。そう考えると感慨深いよね」。

嵐は来年15周年。夏の恒例行事はいったん終了するが、松本は「来年はライブなのか分からないけど、何か考えていけたら」。相葉は「ここが新しくなっても、みんなで楽しい時間を過ごしたい。個人的にはすごく思います」。二宮も「私もそう思っています」と同調し、再び同所公演ができる日が来るのを願った。