嵐・櫻井「圧巻」謎解き2615キロクルーズ

http://www.sanspo.com/geino/news/20120720/joh12072005050000-n1.html

嵐の櫻井翔(30)が主演する映画「謎解きはディナーのあとで」(土方政人監督、来年公開)の豪華客船ロケが、このほどシンガポールで行われ、報道陣に初公開された。邦画史上初となるアジア最大級の客船「スーパースター・ヴァーゴ」号での撮影に、櫻井は「圧巻」と武者震い。シリーズ初の海外ロケに、ヒロインの北川景子(25)も「すべてがバージョンアップしている」と胸を張った。

まさに「圧巻」と呼ぶにふさわしいスケールだった。

撮影が行われた「スーパースター・ヴァーゴ」号は、広さは東京ドームの1・5倍、高さは14階建てビルに相当するアジア最大級の超豪華客船。9つのレストランに、プール、カジノ、劇場、スポーツジムなどあらゆる施設を取りそろえる。映画は、この船内で起きた殺人事件に、櫻井演じる毒舌執事と北川演じる令嬢刑事が挑む物語。同客船で日本映画が撮影されるのは初めてだ。

今作は、昨年10月期にフジテレビ系連続ドラマとして放送され、最高18・1%の高視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録、今年3月にはスペシャル版も放送された人気作の映画化。キャスト、スタッフ陣は、リゾート地のクルーズを楽しむ観光客とともに乗船し、総移動距離2615キロを回る船が港に停泊している間を利用して撮影。ドレスアップした櫻井と北川は、広大な船内を駆け回った。

その広さに、櫻井は、米ハワイ・ワイキキ沖のクルーザー上で行った嵐のデビュー会見を振り返り、「あの時とはサイズ感も全然違う」と絶句。

日本テレビ系ロンドン五輪中継番組のメーンキャスターも務めるなど多忙な櫻井は、日本とヴァーゴを2往復。船が周遊しているため、羽田空港から飛行機3回、車1回、ボート2回を乗り継いで、ようやくヴァーゴに乗船するなど過酷なスケジュール。その移動時間を利用し、五輪の準備を進めるなど眠れぬ日々が続いたが、それでも早起きするなどして船内を回り、「前回は2日間で500枚、今回は3日間で300枚写真を撮りました」と楽しんだ。

一方、北川も「どのレストランがおいしいか、食べ歩きしました。マッサージにも行っちゃいました」と、役に負けずにお嬢様気分を満喫。さぞや豪華ディナーを?と思いきや、「チャーハンを9回食べた」とか。

劇中では、この広大な船内の乗員・乗客3000人の中から真犯人を捜す。身をもって体験した豪華客船のスケールを存分に詰め込んだ同作に、櫻井は「楽しんでいただける作品になったと思う」と大きな手応えを感じているようだった。

http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20120719-OHT1T00398.htm