嵐・櫻井翔、30歳の節目で教師役「縁を感じた」と感慨深げ

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人気グループの嵐・櫻井翔が27日、東京・TBS前の特設ステージで三夜連続スペシャルドラマ『ブラックボード~時代と戦った教師たち』の公開制作会見に臨んだ。第一夜・戦後間際から終戦直後に生きた教師・白濱正平役で主演する櫻井は、「連続ドラマに初めて出演したのが『天国に一番近い男 教師編』(2001年、TBS系)で、生徒役でした。30歳の節目に教壇に立つ側を演じて、ご縁を感じた」と感慨深げに話した。
 
会見では、劇中で正平の甥っ子・白濱隆役の鈴木福が花束プレゼンターとして登場するサプライズも。福くんは「櫻井くんを"おじさん"と呼ぶセリフが多くて、なんか変だなと思ったけど、面白かった」と感想を述べ、櫻井も「自慢の甥です」と目を細めた。
 
同作は、終戦間際から終戦直後、高度経済成長後、そして、震災後の現代という日本にとって変革の節目に生きた3人の"問題教師"の姿を通して、教育とは何か、日本人とは何か、人間の希望とは何かを探る物語を、三夜連続で放送する。
 
第一夜の戦中戦後の時代は、約1億円をかけたセットを組んで撮影された。櫻井は「いつかドラマや映画でその時代に身を置く役を演じることができたらと、思っていました。撮影中は充実感をもって過ごすことができ、たくさんのメッセージを感じた。それが少しでも形になっていればいい」と作品への思いを語っていた。
 
第二夜は1980年、校内暴力で荒れる中学校の教師となった正平の教え子、後藤明を俳優・佐藤浩市、第三夜は学級崩壊、モンスターペアレンツに蹂躙される現代の中学校の教師・滝沢桃子を女優・松下奈緒が演じる。佐藤は「教育がどのように揺れ動いてきたのか、いろいろ追体験もできるし、振り返りながら問いかけてくる作品」とアピール。松下は撮影の真っ最中で、「笑顔を見せるシーンは少ないが、現場は楽しい。夢を持つことや命の大切さなど、何か感じていただけたら」と話していた。