佐藤浩市 嵐・大野智と初共演「今から楽しみ」 ドラマオリジナルの弁護士役

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俳優の佐藤浩市さんが、人気グループ「嵐」の大野智さん主演で4月に放送をスタートする月9ドラマ「鍵のかかった部屋」(フジテレビ系)に、ドラマオリジナルのエリート弁護士・芹沢豪役で出演することが2日、明らかになった。佐藤さんは「大野君とは、初めての共演で今から楽しみ」とコメントしている。

ドラマは、人気ミステリー作家・貴志祐介さんの小説が原作。大手警備会社に所属する防犯オタクの榎本径(大野さん)は、日々ひたすら鍵や錠前などのセキュリティーを研究し、「この世に破れない鍵はない」と自信を持つマニアックな男。そんな榎本が、ひょんなことから密室事件の真相解明を依頼され、その鋭い洞察力と集中力で、パズルを解くように密室のトリックを破り、完全犯罪と思われた事件の解決への糸口を見いだしていく......という"パズルミステリー"。榎本に密室事件解明の協力を依頼する美人弁護士・青砥純子を戸田恵梨香さんが演じる。

佐藤さん演じる芹沢は、純子の上司で「金にならない刑事事件は受けない」という信条を持つベテランエリート弁護士。企業法務が専門でプライドが高く損得勘定で行動することが多い芹沢は、密室事件の解決に非協力的だが、榎本の推理を目の当たりにしたことで、徐々に謎解きに興味を抱き、事件に絡んでいくことになる。佐藤さんは「3人のキャラクターの見せ方や、3人のせりふの掛け合いが重要なので、若いお二人の足を引っ張らないように、頑張ります」と話している。

同局ドラマ制作センターの小原一隆プロデューサーは、オリジナルキャラクターの設定について「密室などには全く興味のない(視聴者のような)"一般目線"のキャラクターが、不思議な主人公を怪しんだり、密室に夢中になる部下をしかったりすることで、より視聴者が物語を身近に感じてもらうことができると考えた」とコメント。佐藤さんを起用した理由については「エリート弁護士としての風格と、大人のちゃめっ気を兼ね備えられて、数多くの役どころを演じ分けられている」としている。