「奥様ジャーナル 12/2号」発売

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藤子不二雄○A原作の連続人気ドラマがついに映画化され、3D&2D同時公開「映画 怪物くん」が東宝シネマズ名古屋ベイシティほか全国東宝系で人気公開中です。人気キャラクター怪物くんに息を吹き込んだ大野智が映画初主演。お供役の3人、八嶋智人、上島竜兵、チェ・ホンマンなどドラマでお馴染みのメンバーたちとともに「カレーの王国」での大冒険を繰り広げます。大野智さんに映画について伺いました。

【プロフィル】
映画「ピカ☆ンチ~LIFE IS HARDだけどHAPPY~」(02)、TBSドラマ「魔王」(08)ほか。「映画 怪物くん」は映画初主演。

 

今回は、映画ということで、ドラマとはスケール感も違うし、セットも豪快で新鮮な気持ちで演じることができました。初めて3Dを見て、最初のタイトルバックからインパクトのある3Dが思い切り出てきます。奥行きがすごいし、まるで自分がスクリーンの中に入っているような気分になれて、衝撃的でしたね。
撮影は、丸々2カ月。ドラマと違って、本番を5、6テイク撮るんです。中村義洋監督は、怪物くんの手足がガンガン伸びるところや手前で回る粉や光、上から見た遠近感など3Dのおいしいところは全部やったとおっしゃったほど。ただ中村監督が芝居的にOKでも、3Dチームが見直して、もう1度ということがたびたび。アップで髪の毛1本出ているだけでダメとのこと。スタッフの方たちも大変苦労されていました。
映画の舞台となったインドでは、ジャイプールに3日間滞在。朝から晩まで撮影でしたが、ずっとカレーを食べていました。種類もいっぱいあって、あきなかったですね。
怪物くんたちが乗るドラゴンは、目も唇もリアル。ラジコンのリモコンで動かすんですよ。象ぐらいの大きさがあったので、最初に乗ったときは、ワクワクしました。ただ、朝から晩までドラゴンに乗ったシーンが続くとさすがにあきるし、お供のみんなもだんだん口数が少なくなるし、お尻も痛くなりました(笑)。
怪物くんは、パッとみたら、「何だ、コイツ!」と嫌われがちですよね。わがままだけれど、憎めないというか、かわいらしさがある。子どもなので、計算して行動していないし、ピュアでウソがつけない。周りからみてもほっとけない、というところが魅力じゃないでしょうか。最初、ドラマの監督やプロデューサーからは「そのままやってくれ」と言われるし、ビジョンが全然なくて。ドラマの監督の指示で演じていくうちに、自分のなかで怪物くんが見えてきたんですよ。変顔も暇なときに楽しんでやってみた結果です(笑)。
ほかの怪物と戦うクライマックスは、「ぜってえ負けねえ。おれは怪物ランドのプリンスだぞ!」と言うところ。中村監督は、撮っていて鳥肌がたったというくらい、気持ちが入っていました。
この映画は、大人から子どもまですべての人に喜んでもらえると思います。ぜひ、楽しんでご覧ください。