寺山修司唯一の長編小説が初の戯曲化架空の昭和の街「新宿」。荒ぶる魂と強靱な肉体を持てあます<新宿新次>と、どもりの青年<バリカン>。二人には奇妙な友情が芽生えるが、新次と対戦することでしか自由を手に入れられないと感じたバリカンはジムを移籍する。そしてついに、後楽園ホールで二人の試合は実現するーー。